2011.7.26 【インスタレーション・COOL BENCH】
7月27日より、1ヶ月間、熊谷でインスタレーションを行います。
このサイトのテーマである、六角形をモチーフにした作品です。
昨年から熊谷市と打ち合わせてきました。
既にマスコミにちょっとだけ紹介されています。
2010.9.28 【個展】
久しぶりの更新。
先日コバヤシ画廊で個展の様子。
↓
2010年9月6日〜11日 「ある複数の影」コバヤシ画廊(銀座)
2010.4.1 【ヨン様3D化】
今日のニュースの特集でペ・ヨンジュンの東京ドームでのイベントが3D映画化されるようだ。
「アバター」は3Dでなくても面白い映画だと僕は思うが、「アバター」以降、これからどんどん3Dの映画が出てきそうだ。
しかし今日伝えたい事はこの3Dということではなくて、ヨン様のエンターテイメントのことについて。
僕は東京ドームのそばをしょっちゅう通る。その際開催する内容によって、つまり客層によってドーム付近の雰囲気が変わるのがとても面白い。
ジャニーズ、特にSMAPの時は、男子トイレが女子トイレに書き換えられ、男子トイレが少なくなって不便である。
問題はそんなことより、この東京ドームで催されるイベントの内容だ。
プロ野球は勿論、「テーブルウェア・フェスティバル」や「国際キルトフェスティバル」では、おばさん率の非常に高くなる催し物だが、博覧会的なものであろうから問題ない。だがそこでやるコンサート、ライブとなると問題で、よほどの大きなミュージシャンでないと難しい。
そもそもエンターテイメントに関わる人たち、例えばバンドなんかは、やっと武道館を埋められるくらいだの、その箱の推量によってスターの価値が決められる。
例えばレミオロメンが、武道館を埋められたとしても、東京ドームはどうだろうか。
事務所としてはそこで興行的“賭け”になる訳である。
一方マドンナや故マイケル・ジャクソンであれば、ドームを埋められる確信はある。
でもそれは、あの「ジス・イズ・イット」で観たような、強靱なダンス・ヴォーカルパフォーマンス能力の実績の保障があるからだ。
そこでヨン様の話である。
ヨン様は東京ドームで何をやるのだ。
歌う訳でもなく、踊る訳でもなく、ラップもしないし、マジックもしない、空中ブランコもしないわけである。
安全な風船のようなゴンドラに乗ってニコニコするわけだ。
でもそれが逆にすごい。その存在自体で間が持つわけだ。
あらためてヨン様はすごい。
2010.3.11 【胡粉・ホタテ粉】
僕は絵の材料を画材屋で買わず、塗料屋で買うようにしている。理由はその方がはるかに安いこと、それにその材料の性質がより把握できることだ。
今日胡粉(ごふん)のことで塗料屋に問い合わせた。
胡粉はないですか?
ホタテならありますよ。
えっホタテ?
胡粉というのは貝殻の粉である。僕はキャンバスの地塗り材料に使うが、一般的には日本画の白であるとか、雛人形の顔の白であるとか、お城の漆喰とか、日本でも外国でも最も身近にある色材である。油絵のキャンバスでは白亜地と言われるが、この白亜とは白亜紀に生まれたとされる貝が使われるが故の名称である。
さてこの胡粉だが、言われてみればその貝をハマグリだろうと、サザエだろうとアサリだろうと炭酸カルシウムというくらいしか意識はしてなかった。
そこでホタテときた話である。
皆と同じように僕はアサリは少し下に見ている。中身を食べるのはハマグリからだ。と言うくらいハマグリの胡粉がやはりグレードが高いものなのか、、、そんな疑問から、興味の為に手元にある胡粉のメーカーの方に問い合わせてみた。
京都にある「吉祥」という老舗っぽいところ。
1)そちらの胡粉の材料は何ですか?
------------こちらではイタボガキという殻の肉厚なものを使っています。
2)貝の白いところだけをとって使用するのですか?
例えば日本酒の米を磨くのと同じように精米歩合ならぬ精貝歩合、50%以下を「大吟醸」とかいわないのですか?
------------言いません。長い間天日干しにし、不純物をなくし白にします。
3)グレードとかありますか?
------------しらくも印、しらたま印があり、しらたま印は高級で、最も不純物が少なくお雛様の顔の色に使います。
4)他の貝を使う時がありますか?
------------うちはイタボ牡蠣だけですが、他にハマグリ胡粉などはよくあるみたいです。
どうもありがとう御座いました。
ということでした。やっぱ胡粉はイタボだね。ホタテじゃないね。
※なお調べてみるとイタボ牡蠣は絶滅危惧種らしい。その意味でも貴重である。
朱と胡粉
2010.2.10 【無垢の段ボールを買う女】
サザエさんの話題も「ウグイスと梅」になって、そろそろ夕方5時過ぎでも、少しずつ明るくなり、季節はいつの間にか2月となった。
今日その薄暗い夕暮れに、若い女性がホームセンターから、新品の折り畳んだ“段ボール箱”を1枚買って運んでくるのを見た。
さて、この段ボール、果たして買うものだったのか、とふとした疑問が湧いたのだった。
そもそも段ボールは個人で買う物ではないと決めつけていた。
もし引越などで必要な時には、スーパーのウラの方に行って、事情のわかる店長クラスの人(もしくはパートではなさそうな人)に、
「これ使わしてもらっていいですか?」
なんて声をかけ、「あ、いいですよ」と気軽に確認をとり、「アクエリアス」の箱だの、「エリエール」の箱を使うのが通常だと考えていた。
一方で、ちょっとした仕事で荷物を送る用事の時には、通販で送ってきた空き箱(amazonは比較的カッコイイ)で、宛名だけはきっちりとすれば、少しくらい体裁は気にせず、ガムテープはりまくりで送るものでOKと考えていた。
そして、送られる方にとっても、少々汚いパッケージングで送られたとしても、たとえビジネスでも、僕としてはぜんぜん気にしてはいなかった。
ところが、、ここで見た女史は、新しい無垢の段ボールを使おうとしている。
そうなんと“無垢”!!
そんな“無垢段ボール”を使って、一体何を送ろうとしているか!!!
そっか、バレンタイン?
でも待てよ、毎年ジャニーズのタレントは、段ボール何個分のチョコレートが運ばれてくるときくが、個人が段ボールでチョコを送るというのはちょっと考えにくい。
確かにホームセンターに段ボールは売っている。
僕が勝手に“もったいない”と考えてるだけで、まっとうに荷物を送るのは、新しいものを買って送るのが、普通なことなのか。
いや、やっぱり彼女は何かたくらんでいる。
無垢段ボールに詰め込んだ“もの”で何か策略を考えているに違いない。
2010.1.11 【臼井のデビュー戦】
“臼井のデビュー戦”
このページを長く続けて見てくださっている人にとっては、何かの間違いじゃないかとと思うかもしれない。
試合が残念だっただの、テレビドラマにでたなど、何度も話に出てきた元日本ランカー・ボクサー臼井知史のことだ。
で、この前引退したんじゃないの?
そうプロボクシングの臼井は、一昨年華々しく引退した。
ところが、仕方なく定年制でボクシングを辞めた臼井には、まだまだ戦う魂は残っていた。引退してからも決してトレーニングを欠かさず、格闘に対する野心はまだ衰えず、ここで、総合格闘技《パンクラス》に挑んでいたのだ。
パンクラス公式HP
パンクラス「ネオブラッドトーナメント予選」
▼フライ級トーナメント1回戦 5分1R
臼井知史(吉田道場) 対 羽鳥洋輔(チームZST)
大森ゴールドジムサウス東京ANNEX
これまでのボクシングの聖地・後楽園ホールと違い、観客席という施設ほどのものではない、折り畳み椅子を配した
地味な会場。(よく言えば全席アリーナ席だが、それでも最前席と2番目、立ち席は値段が違う。せっかくだから最前席で観てやった。)
それで結果は・・・黒星。
羽鳥洋輔(チームZST)3−0 臼井知史(吉田道場)
戦いの内容は『拳論』に詳しく書いてある。
『拳論』
ただ負けたからとは言え、これからまた、彼のファイトしていく世界;第2章がここで除幕したのだ。
あとの彼の姿もすがすがしかった。
そしてそれを再び観戦できる機会が到来したことに、僕はすごく嬉しく思っている。
ただ、このパンクラスという格闘技、まだルールが今ひとつ解らない。
「かかとおとし」とか、「回転キック」とか使っちゃいけないのかな。きいてみよ。
あと、ビールの売っている会場でやってほしい。
2009.12.30 【帰国】
本日台湾から帰って参りました。
たまたまその便で、松井選手に会いました。
「やあ、松井君、今年はご苦労さんっ!」
「ああ、有り難うございますっ。」
「いろんな事があったけど、今はちょっと落ち着いたんじゃない?」
「まあ、そんなところですね・・・」
「今日は東京で、明日石川に帰るの?」
「まあ、そんな感じで・・・」
「僕も明日金沢帰るから、僕の車で一緒にどお?」
「色々用事があって・・・」
「ははは、、わかってるさ、忙しい筈だよね」
「はい、取材がいろいろと・・」
「しょうがないね、、じゃあまた」
「ぜひまた・・」
てな感じで会話があった。(うそ)
でもほんとうに見たマツイ↓
報道写真
ps.台湾旅行記はまた今度。
よいお年を・・・
2009.12.23 【門松切り】
冬になると鍋である。
週に半分以上は鍋もしくは鍋みたいなものになる。
鍋をする場合、当然ネギが必要で、 その中でこんな切り方にこんなものがある。
図で示すとこんな状態 ↓
三角法(CAD風にやってみた)
これは[小口切り(小さな輪切り)で放置してあったネギを、一端鍋用に変更して、斜め切りに変更した場合]に出てくるモノだ。
この形状は、門松に似ていることから「門松切り」と言うらしい。
うそ。今僕が決めた。
これを「門松切り」と名付けよう。
これはネギの調理法の方向転換、いわばネギ政策の2重展開であり、美しいモノではない。
芸術家として美しさを追求するならば、この部位を使わない方が有効だ。
しかし、もったいないから使う。
2009.12.16 【大声で叫ぶ才能】
今更ロック・ヴォーカリストになろうと思わないが、思春期には一瞬そう思った。
いや正確にはロック・ヴォーカリストになろうと思う以前に、あこがれと同時に“諦め”が瞬時に行える『精神的成長』がその頃すでにあった。
よってロック・ヴォーカリストになろうと思ったことは殆どないのだけれど、一瞬で諦められた理由は明確にあった。
(1)ロックっぽい体型でなかったこと
(2)皆を引きつけるカリスマ性にまだ自信がなかったこと
(3)叫ぶ才能がなかったこと
以上理由の一部だが、重要なのは(3)で、大声で叫ぶというのが、一番大きかった。
大きな声を出すというのは、そんな苦痛ではないのだけれど、《叫ぶ》というのは、かなりきつい。
試してみても、せき込んでみたり、涙がでたり、、、、
《叫ぶ》というのは、簡単なようで非常に難しい。
もしかしたら《叫ぶ》経験が必要なんではないだろうか。
母親によると、僕は子供の頃それほど泣き叫ばない子だったらしい。
そういえば電車の中で、ぎゃあぎゃあ泣き叫ぶ子供がいて、不愉快に思うことがあるが、そういう子の方が向いているのかもしれない。
だからそれを含めてロック・ヴォーカリストの才能はなかったわけだ。
ああ、なろうとしなくてよかった。
2009.11.30 【ビジターユニフォーム】
久しぶりに野球の話題。
今はもっぱらメジャーリーグくらいで、よほど大きな試合のWBCくらいしか、日本の野球は観なくなった。
そして巨人のレギュラーシーズンなど、まったく興味がない。
どうでもいい若手の活躍と、原監督の“ちっとも面白くないスピーチ”、どこに興味を持てというのだ。
さてそんな巨人の悪口を続ける前に、ついでに高校野球の悪口。
そもそも僕は高校野球は好きではない。
金属バットで
カキーン!センターエラーで走者一掃の2ベース!
そんな未熟なパフォーマンスを、わざわざ時間をさいて観てやるか。
さらに観る気がしない理由がもう一つ。それはユニフォームのことだ。
冷静に観ていたら、高校野球のチームのユニフォームはなんと地味なこと。
3昔くらいのデザインをいまだに維持し、流行のユニフォームスタイルを封印させ、少しどんくさい格好にしてストイックな青春像を演出させる。
この一連の高野連の古くささは、どうにかならないものか。蓮舫議員に仕分けしてもらいたいほどだ。
そして特に色、グレーのユニフォームのこと。
グレーのユニフォームというと、プロ野球でいうところのビジターユニフォーム。
ビジターの方は、わざと地味に作って敵チームに対して控えめにするわけだ。
ところが高校野球の場合、1つしか種類のないユニフォームで、最初から地味なわけだ。
せっかくの甲子園の晴れ舞台で、こんな冴えない色ではかわいそうじゃないか。
胸の高校名や帽子のマークをCI戦略しろとは言わないが、せめて生地の色だけでも、純白だとか、映える色にしてあげてもらいたい。
一方また巨人の話に戻ってきて、巨人のビジター用のユニフォームはどうか。
アレはビジター用じゃないじゃないか!
上が黒で下が白。そのコントラストでなお目立つじゃないか!
(シアトル・マリナーズでは同じような配色でフランチャイズ)
巨人の控えめな精神がないやり方に、また腹が立ってくる。
巨人のユニフォームを地味にしろ!!!糾弾してやる!
2009.11.23 【韓流だから】
続いても韓流の話題。
韓流ドラマを観ていると、ちょっとへんな場面があったり、へんな髪型だったり、ありえない展開だったり、なんかへんと思う時がある。
でもそれは「そこは韓流だから」で済ませられる。
これどうなの?
「そこが韓流なのよ!ほほほほ」って済まされる。
「この前髪の形いいの?」
「いいのいいの。それが韓流だから」
「え、こんな展開アリ?」
「いいの。韓流だから」
おばさん方はふところが深い。
いい風に捉えれば、民族的違いを解っていることなのだが、実は少しだけ下のものだと思っている。つまり上から目線が少しある。
ということで、先日その韓国を旅行してきた。(と言っても半年前のことだけど・・)
こんなの食べました〜〜 なんて
ブログみたいでしょ。
2009.11.16 【韓流ドラマ】
少数ながら定期的にここを覗いて下さっていたの方々も、あまりの更新のなさに、随分と離れていったように思う。またぼつぼつと書いていくので、これから時々覗いて頂ければ有り難い。
さて、この1年近くの間何をしていたかというと、絵を描いて、展覧会をして、食うためのお仕事をして、そして「韓流ドラマ」を見ていた。
と言っても、いっぱしの評論をできるほどまでではなく、まだ“4級くらい”だと思う。
せいぜいおばさん方から廻ってくる、手書きのマジックで「天国の階段・第5話」と書いてあるような、VHSビデオを、少しずつ観てきた程度だ。
と言ってもせっかくだから、韓流について語ってみたい、いや僕としては語らなくてはいけない。
なぜこの韓流というものに魅力があるのか、ブームからかなり経つのに、いまだ“マフラーをつけたメガネ男”の人気が衰えないのか。どうも分析しなくては修まらない。
まず韓流ドラマの内容というものを紹介したい。
《韓流ドラマの内容》
1)主人公;女(の場合)
・きょうだい(兄妹)がいる。その兄、または親類が問題児である。
(ホントの悪人ではないが、借金など作って主人公の足かせとなる)
・幼なじみがいる。
・意地悪な女がいる。(敵となる場合が多い/きれい)
2)王子様(会社の社長・エリート)と出会う。
・格差に悩む。
3)【障害A】親に反対される。母親が厳しい。
4)【障害B】事故に遭遇(記憶喪失へ)
5)一端和解する(又は記憶が蘇る)
6)【障害C】病気 または【障害D】生い立ちの不幸
7)結末;悲劇的な死、または一端離別、その後結ばれ、めでたし、めでたし。
このストーリーに、身長180cm以上の男性俳優を乗っければできあがり。
ま、大体こんなもん。
ここでこの180cm以上というのが最大のポイントである。韓流では男は“すら〜〜っと”していなければならない。
おそらく日本の女性が食いつくのはこの辺で、自分たちが今までの日本のジャニーズなどのちっこいタレント達に不満を持っていたことを“この時”気付かされる。
一方顔は整形していてもかまいはしない。“そんなもんだ”と思っている。
このように、ちゃんと日本女性(中高年)のニーズに応えられる韓流ドラマは、日本のソフト産業の、ちょうどウイークポイントを抑えられた、今となっては日本にとって必要なコンテンツ産業になっている。
これらのドラマのスポンサーが「お仏壇のはせがわ」であったりするのが、紛れもなく需要を担っている証拠だ。
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