↓下の『ランチを待たせる店』は予言通り、アップした3カ月後くらいにつぶれた。
3カ月はもった方だと思う。

2008.12.15 【ランチを待たせる店】

本当に久しぶりに更新する。
言い訳はしない。サボった。

さて、今日、久しぶりに昼ご飯を食べようとして腹立たしいことがあった。いや現実にはそれを通り越して、久しぶりに笑った。
というのは昼ご飯を食べに行って、注文して出てくるまでに1時間かかったという事。
そもそもランチを出している店にとって、出てくるまでのスピードというのは、味よりも重要なことだ。「早い・安い・美味い」が最良だが、たとえ美味かったとしても、ランチで遅く出してくるようなことがあれば、その店は命取りだ。
都内では、そんな店は容赦しないから、店の入れ替わりが激しいのだ。
しかし今回行った店は郊外。土地代のリスクが少ないから甘いのか。いやいや、やはり1時間待たせるのは異常過ぎる。

少し意地悪だが、僕が興味があるのは、その店がつぶれるまでの時間だ。
行ったのが、オープンして数日め(?)。
最初の方にこんなことがあって、どのくらい続くのだろうか。

週1回通る道だが、来週にはちゃんとあるんだろうか。

 

2008.8.25 【論点を一本化する】

夫婦喧嘩でよくあることだが、何かある事件が起こり、その議論だけで終わればいいのだが、そこに日常の不満を持ちだし、ややこしくなっていく。
それが犬の食わない理由だが、では犬も食べるようにするには一体どうすればよいのか。

それは絡まったものをもっと論理的に一つ一つ紐解き、論点をシンプルにし、冷静に問題を照らし合わせ、比較し、結論を出せばいい。
ラーメンも同じで、まず麺というところで一本化して語り、その後にスープの味や、チャーシューの柔らかさを語ればいい。犬はラーメンを食うか分からないが、それが犬も食わない喧嘩から少しは遠ざける方法だ。

しかしそれは理想であって、実際そういうわけにいかない。
あっちこっち話は走り回り、あなたのそこが悪いだの、駄目なところなど言い合いになり、大抵の場合、今は見掛けない程の、あまりにぐちゃぐちゃのラーメンを食べさせられるはめになる。

そして解決はただひとつ、“待つ”しかない。あるいは“諦める”しかない。
人間はこの“妥協”の多さで成長していくものだ。きっと。

 

2008.7.28 【フィギュア】

フィギュアと言えばアイス・スケートだったり、あるいは今や世界的な言葉であるオタクが愛するような、人物型の模型を連想させられるが、ここで取り上げるフィギュアは、油絵のキャンバスサイズの【F】、その頭文字が意味するところ。

そもそもキャンバスサイズにはF、P、Mというのがある。
このサイズの規定は、各号数によって比率がまちまちで、なぜこの規定のいい加減さを糾弾してこなかったか、
先人たちの画家(といい張る油絵を描いてきた人々)の責任は重いが、一応下のようになる。

F:figure--------(人物)黄金矩形(1:φ)を2つあわせたもの(2:φ)
P:paysage--------(風景)√2矩形
M:marine--------( 海景)黄金矩形(1:φ)
(1:φ≒1:1.618)
長辺に対しての短辺の長さ;F>P>M

改めて疑問点をいうと、
なぜこの比率のキャンバスが人物用なのか、風景用なのか、海景用なのか。
海景用なんて、海だけを目的にした絵画があるだろうか。
そして最も納得できないのが、このフィギュア【F】、人物。

人物はタテに長いのに、なぜ一番横幅があるサイズがそうなのか。
まともに全身入れたら、左右もてあますではないか・・・

むしろMが人物用で、Fは“山”用!
山でも描いてろ!

 

2008.7.21 【いいな、いいな、人間っていいな】

「いいな、いいな、人間っていいな」
と子供が歌う。
ちょっとこれ不自然じゃないだろうか。
子供にしては“悟り”過ぎではないだろうか。

人間が生きている中、ある時期にそう思う瞬間があるかもしれない。
苦悩があって、それを乗り越えた時、始めて、「人間っていいな」と素直に思えるものだと思う。
でもそれはある程度成長してからのことで、小学生がそんな気持ちがわかるはずがない。

かといって
つらい、つらい、人間ってつらい!
だめだ、だめだ、だめな生き物、animal、animal!

としたら、パンクになってしまい、

yo、yo、人間ってダメな感じ、ダメな感じ、
天気予報は雨な感じ、雨な感じのyo、ho!
とするとへたなラップになってしまう。

そういうパンクとラップは思春期以降にとっておくとして、
小学生たちはこんなストイックな歌を、しばらく歌い続けなければいけない。

 

2008.7.2 【汚れた仕事】

とある映画で、
「俺はこの汚れた仕事を長く続けすぎた」
というシーンがあった。
この“汚れた”仕事とは、一体どういうものなのか。

僕は生きていく上で、“汚れる”仕事をしたことはある。
からだ中埃まみれになったり、指先の汚れがいつもとれなかったり、
そうでなくとも絵を描いていれば、指の爪が汚いし、もともと絵描きは汚れる仕事だ。
しかしそれは“汚れた仕事”ではなく、汚れる仕事であって、汚れた仕事とは一線を画す。

それはドラマやマンガの上での子連れ狼の仕事や、ゴルゴ13の仕事は分かりやすいが、
実際では借金取りであったり、総会屋であったり、ある種の政治家であったり、、、、、僕にはとてもやりたくない仕事。

しかし、それなりに生きてきたら、泥水を飲まなきゃ生きていけない時がある。
汚れた仕事と言われないまでも、多少汚れた仕事もしなくてはいけない。

そんなダーティなものを抱えながら、世の中、過ごすものらしい。
そのへんがストレスだったり、鬱にだったり、、、

綺麗だけで過ごしたい人生だが、純色だけのバラ色ではなさそうだ。

 


2008.5.17 【発泡酒は飲まない】

日本の麦酒メーカーはここ10年以上の間、価格の安い発泡酒に力を注いでいる。
でも僕は発泡酒は飲まない。理由はおいしくないから。

しきりにCMで「旨い!」と言ってるが、絶対に旨くないと思う。
旨いとしたら、本当のビールが売れないから。
ここで旨くないのに旨いと言っているCMタレントは、船場吉兆の社長と同じ“罪”だと思う。

その昔、ビールに差はなかった。
会社の取締が飲むビールも、ぺいぺいの社員の飲むビールも、ビールは同じビールだった。
ところが、発泡(ビール風)酒がでてきたお陰で、普通の人が普通のビールを飲む権利が危ぶまれるようになった。
ましてたかが普通のビールを飲んでいるのに、「お前は稼ぎがないくせに本物のビールなんか呑むのか!」扱いである。
これは大まちがいである。社会悪である。

東京の主な公園周辺で見ていると、発泡酒ではなくちゃんとビールを飲むホームレスが多い。
それはこのことをちゃんと分かっているからである。

ビールに差を作ったメーカーの問題もあるが、格差社会でそれにプライドを持たないなさけない人がふえた。
正々堂々と言う者が少ない。
オールド・パーやへネシーをの飲もうと言っているのではない。
たかが普通のビールを飲むだけである。

もう一度言おう。
僕は発泡酒は飲まない。なぜなら味がまずいから。
ビールの味も分からないような、味覚傷害になりたくないから。
そしてその格差社会を生み出そうとしたメーカー、及び社会を軽蔑しているから。

 

2008.4.4 【生みの苦しみ】

ものを作り出す時、スムーズに行く場合と、困難がある場合がある。
困難な場合、感じ方によってはそれを苦しいと捉える人もいる。
それを「生みの苦しみ」という言い方をする時があるが、その表現はちょっと違うのではないだろうか。

もしこの言葉が「出産」を由来とするならば、<出産>目的と<創造>目的は根本的に違うものであるし、「創造の壁」のストレスを出産の激しい痛みに例えても、それは実感として伝わらない。
次の作品ができにくい精神的苦悩を、聖なる出産にあてはめようとするのは、女性に対する冒涜としても捉えられる。

まして開幕5連敗した巨人が、やっと1勝した昨日の試合くらいで、
「1勝の生みの苦しみ」
などと表現してもらいたくない。
6敗でも7敗でもして、
「原君には辞めてもらう」
と渡辺氏に言ってもらいたかった。「生み」の話とずれたが。。

 

2008.3.14 【チャリンコとKY】

チャリとは言うまでもなく、チャリンコ、自転車のことである。
なぜチャリンコというかというと、これも言うまでもなく、チャリン・チャリンという自転車のベルの音に由来している。
自転車の機能のうち、ペダルでもタイヤでも、サドルでもなく、このチャリンという可愛い擬音を元にしているところから、一時的な流行語に留まらず、永遠の言葉となった。
新しい広辞苑で確認してないが、チャリンコはこれからもきっと永久に“チャリンコ”なのだ。

一時期、いわゆるバブルという時代、企業が競ってコーポレイト・アイデンティティなるプロジェクトが氾濫し、企業の新しい名称やマークを変えていった。
そのとき、さてSONYはどうするかと考えたところ、このSONYを越えるアイデアがなかったという。すでにそのブランド戦略としてのSONYは完成度をもっていたのだ。
このSONYと同様、“チャリンコ”は最初からかなりの完成度を持っていた。

さて“KY”という言葉がある。
みているとこの言葉に対する世間の反応は、これまでの流行語を越えた大きさがある。
日本人のいいも悪いも、民族習慣を鋭く表す言葉だからだ。
フランス料理を世界遺産にしようとする動きがあるが、この「空気読めない」も、日本語の無形文化財的な恒久性があるように思う。

“チャリンコ”のように残るのか、いやいや“チョベリバ”のようになくなってしまうのか。
手法はこれから変わっても、ここで憶えた【K;“空気”に対する感覚】は残っていくように思う。

 

2008.2.28 【臼井沈む】boxing

その日の後楽園ホールは、相変わらず横山剣みたいな顔した格闘好きの男たちと、3月の杉花粉くらい、フェロモンをまき散らす女たちでいっぱいだ。
1月初旬予定から延期されていたバンタム級【臼井知史VS寺畠章太】の試合は、この2 月25日に行われた。

試合前、「調子がいい」と言っていた通り、その姿にも自信が満ちていた。
試合に入っても、初回からこれまでの臼井とは人が変わったように動き、スピード感がある。

これまでの臼井スタイルというと、手数は少ないが、狙い定めたように的確なパンチ。
年齢を考えれば、むしろこの“省エネ”スタイルの方がいいように思えるが、やはりそこには狙いがあったのだろう。

彼のその狙い;“戦うコンセプト”はいつも分かりやすい。
後日それをこちらから当てたり、伝えてもらったりするのが楽しみだったりするが、おそらく今回はこの“スピードを上げること”と、前半の集中しての“ボディ攻撃”。

一方、場内観客は臼井に対する応援がすごい。
若いボクサーであれば観客は少しだが、彼のようなベテランになると、その応援の人数が増える。
世間を大きく騒がす例の兄弟たちとは比較にならないが、これまで彼が関係してきた人間の環の数は彼の財産だ。

うすいうて〜〜

さとし〜〜(姉の声)

南側から聞こえる強い声、太い声、黄色い声。

そんな歓声も高まる終盤、むしろ有利で進んできた7回途中、、
ついに訪れてしまった。

バシッ!!

乱打戦のさなか1発が入る。

バタッ!

臼井が倒れた。
ものの見事に倒れた。
これまで観たこともないあまりに美しい沈み方・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・

次の日彼から電話があり、
「燃え尽きました」という連絡。
引退ということらしい。

今から考えたら、あのスピードを上げることも、美しく燃えつくす“戦いのコンセプト”だったのか。

所詮観客の身なんて気楽なものだ。
それでも身近な人間が戦うのはやはりドキドキするものだ。
テレビ画面にはない興奮、この上ないエンターテイメントだ。

そんなな貴重な体験を10数年観られたのは幸運だと思う。
改めて感謝したい。

臼井、お疲れさまでした。

 

2008.2.18 【ポイントカードの女】

なぜそんなに拘束されなければならないのか、ポイントカードに!
ドラッグストアから、家電、洋服、ガソリン、レンタルビデオに至るまで、、、

“月曜日はポイント2倍の日!”
“月末はポイント3倍!”

こんな言葉に操られ、
ポイント欲しさに、余計な買い物をする人々。

そんなポイント依存症に苦しむ人間の、
ポイントに溺れゆく、危険と愛に満ちた物語。
ポイントカードの女』!!
-----あなたは、財布いっぱいのポイントカードを捨てられるか・・・!

という映画を思いついてしまった。

ついでまでに・・・

<キャスト>(あくまで想定‥‥当たり前だけど)
主演;柴咲コウ
銀行員の青年;織田裕二
ドラッグストア店長;生瀬勝久
ドラッグストア店員;荒川良々、もたいまさこ
元カレ;阿部サダヲ

<あらすじ>
ポイントカード依存症に苦しむ平凡なOL静香(柴咲)に、「ポイント5倍にするよ」とすり寄ってくるドラッグストア店長植村(生瀬勝久)。
本当はイヤだが、だんだんと買い物に溺れてゆく静香。
そこに現れた銀行員;キヨシ(織田裕二)との出会い、そしてトラブル。
さて、彼女に迫る甘い罠と愛のゆくえは・・・?

三谷幸喜!パクるなよ。

 

2008.2.12 【かっこ閉じる “)”】

時々書類などを読む場合、かっこがある場合、それをかっことわざわざ言う人がいる。
無視して言わない人もいる。
僕は後者の方だが、これをちゃんと読めとか読まなくていいとかはっきり教えられた憶えがない。

多分小学生の頃にかっことちゃんと読まされて(音読させられ)、その後特に必要がないので、自分の判断で読まなくなったものだと思う。
しかしこの曖昧な感じの教育が僕の嫌いなところだ。

どっちでもいいにしろ、かっこを読むなら読む読まないなら読まない
もしくは今は読むが読まなくてもいい場合がある
あるいは大人になったら読まなくていい
とちゃんと教えていて欲しい。

さらにかっこ閉じるまで、読む者がいる。
かっこ閉じるは最初から読まなくていいだろう。読む意味がない。


(笑)・・・・・・かっこわらい
   ・・・・・・かっこわらい、かっことじる

 


2008.2.4 【キャビア】

キャビアはよく食べる。
普通の日本人の人生5回分くらいは食べてるだろうか。
なぜそんな高いものが手に入るのかって?
それは僕がお金持ちだからだ。
そういうことにしときましょ。

ところで、そんなキャビアでもいいものと悪いものがある。
一度カビだらけのものもあった。蓋がしっかりしまってなかったからだ。
キャビアを生産する国の品質管理なんてそんなもんだ。
中国が言うように“日本人は騒ぎすぎる”
かといってそれでも食べるほど僕はいやしくない。
カビが生えていれば諦めればいい。
人生そのくらいの余裕は欲しい。

そもそもキャビアより“いくら”や“たらこ”の方が好きだ。
“かわはぎのキモ”や“このわた”の方がう〜んと旨い。

キャビアの入れ物の最後は油絵の油壺になる。

 

2007.12.21 【イルミネーション】

12月。街は、イルミネーションの光がデパートやブティック、それにケーキ屋、やきとり屋、ホルモン焼き屋に至るまで増幅し、さらに郊外では、いつの日からか静かに暮らす住宅地にまで、その発光ダイオードがまばたくようになった。
その時、一体なぜ住宅地でその光が放たれるのか。

家族の幸せのアピールなのか?
それとも年末のボーナスに万歳しているのか?

そう、確かに1.5倍でない中小企業に勤める家より、ちゃんと2.5倍以上もらってる優良企業勤務の家の方が、より輝きが強い(ような気がする)。

こっちが照れてしまいそうな、南仏風のロマンチック住宅で、ひときわ輝くトナカイのあの家は、きっとボーナス2.5倍以上もらっているに違いない。
いやもっともらってる。
まったく羨ましい。

 

2007.12.7 【臼井と“亀”】

このnoteに何度も出てきている友人のプロボクサー、臼井知史の試合が、明けて来年の1月5日に後楽園ホールで行われる予定だった。
が、その試合に、彼は拳(こぶし)を負傷し、行うことができなくなくなったという知らせが入った。

日本ランキングから遠ざかっている彼は、今回の上位ランカーとの対戦で、一気にランキングに入り込まないと年齢的に引退をせまられる、まさに背水の陣として挑む試合であった。
しかし幸運なことに、さっき入った連絡では、向こう側から再度対戦の打診がは入り、2月に延期した形で実現しそうらしい。

ところで、この連絡と同時に、彼がドラマに出演するという情報もきいてしまった。
しかもまた“亀”!

人気の亀梨和也のドラマで来年1月12日からスタートする土曜ドラマ「1ポンドの福音」(日本テレビ系)で実名で出演するらしい。
今日の「TVガイド」にその写真が載るということで、立ち読みですまそうとしたが、260円だから買ってやった。
せっかくだから載っけてやる。

(でもジャニーズの肖像権は厳しいので、モザイク)

TVガイド(関東版)(株)東京ニュース通信社

右の坊主の男が臼井。

 

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